鳥取県立高校入試統一模試の趣旨

鳥取県内の高校受験生は、それぞれの中学校や学習塾内という限定された枠内のデータによる進路指導に基づいて、出願高校を決定せざるを得ない現状にあります。この現状を打開するためには、学校や塾の枠にとらわれず、広く県内の受験生が参加できる機会を提供することが望まれていると思われます。

そこで、県内のすべての受験生を対象に、全県あるいは東部・中部・西部の各地区内での自己の実力を把握し、主体的に志望校を決める第一歩とする、鳥取県高校入試統一模試の実施を企画しました。

また、鳥取県の県立高校入試は「全県一区」の募集となっており、受験生は県内すべての県立高校に出願できる現状を考えると、全県を対象とする統一模試の意義は一層、高まるのではないでしょうか。

統一模試の作問・監修につきましては、県内の東部・中部・西部にそれぞれ拠点を置く専修学校3校に依頼し、実施と受け付け窓口についてもお願いしました。

今回の統一模試の趣旨が多くの保護者と受験生に受け入れられ、大きな成果に結びつくことを期待しています。